ちょっと鬱だった僕がどうやって回復したかという話
きっと世の中にはもっとひどく鬱な人もいるんでしょうし自分みたいな人間が「鬱だ・・・」なんて言ってるのはテンションの好不調みたいなものだろうという人もいるでしょうし案外そういうものなのかもしれませんが、それでも割と最近気が滅入ることが重なって。しばらくいわゆる「鬱」でした。
で、少し前にやっと回復の糸口というかきっかけを手に入れたので、今日はそういうお話です。
同じような人がちょっと気分転換にでもなったらという感じで書きます。
さて。
鬱になった結果人生について考えに唐突に鳥取砂丘に行ったりした私ですが、そんな私がちょっと生き返ったきっかけが「戦闘城塞マスラヲ」というライトノベルです。
戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス<戦闘城塞マスラヲ> (角川スニーカー文庫)
- 作者: 林トモアキ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/05/01
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戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還<戦闘城塞マスラヲ> (角川スニーカー文庫)
- 作者: 林トモアキ
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はい。
アニメ化していない作品でアニメ化してほしい作品はなんてラノベ読みに聞いたら「戯言シリーズ」と並んで出て来そうなこちらの作品ですが、自宅で気が沈んだまま迎えたある日ふと手に取ったこのマスラヲの三巻のある言葉がずっぷり刺さりました。
「熱を失った人間など、生きるに値しないクズなのよ」
なんて辛辣で、しかし的を射た言葉でしょう。
そうですね、クズです。
本当に鬱だったらクズなんて言われたらもう立ち直れねえよって思うかもしれないですが、この言葉は辛辣ですがその実、口が少々悪いとある女の子がパートナーを遠まわしに元気づけるために言っている発言だったりします。
これを読んで、本当になんだかハッとさせられた、という感じがありました。
自分は何をしているんだろう、という、感覚。
で。
そこで、五巻です。
ざっくりいうと四巻を終えた時点で死にたくなるような事態に主人公のヒデオ君は陥っちゃうわけです。
で、そんなどん底の状態で、死のうと決意した後の、彼のその人生への後悔の、未練の言葉が、私にまた刺さるわけです。
結構長いので省略しますが、彼は「生きる」という選択をします。
今、生きているという、奇跡。
そんな奇跡を、自ら手放すというのは、余りにも――くだらない。
そういう意識の変化が、ある人の言葉を聞いて彼に起きるわけです。
正直、この後悔は、今の僕そのものとすらいえました。
自分は、何を間違えたのか。
どうして、自分の生きてきた意味を見いだせないのか。
どうして、思い通りに生きてこれなかったのか。
それなのにどうして――生きていたいのか。
そんな私に、ヒデオの気持ちは刺さり、それゆえに 生きていこう という彼の決断に少なからず救われました。
そして、彼は再び立ち上がります。
そこからはもう物語は一気呵成です。
最終的に彼は世界の危機を、口先のはったりだけで救い、英雄になってしまいます。
後日譚的な場面での彼のこの言葉が印象的です。
人は誰でも、何かを決め、何かに進み始めたとき、熱を持ち、やがて輝き始める。
人は誰でも、輝けるのです。
ええ。確かに、私たちは彼みたいに英雄にはなれません。
でも、ヒキコモリニートだったヒデオが、そんな彼が、英雄になったというその事実は、きっと僕らの背中を押してくれます。
昔、あなたの胸にくすぶっていたその熱を。
また持ってみるのは、今からでも遅くないんじゃないでしょうか。
さて。ここまで読んで下さったあなたに、マスラヲからこの言葉を贈ります。
僕は、信じる……!
僕ならできると!!
今日は、ちょっと頑張ってみようかな。
さて。あらすじしか書けていないため、私の拙い文章能力ではイマイチどうして頑張ろうという気分になるのか理解できない人もいるかもしれません。
そういう人は、是非マスラヲを買ってでも借りてでもして読んでみてください。
それで、何か思うところがあれば私も嬉しいです。
ええ、もうお気づきの方もいるかもしれませんが、これはもうただのステマです。
マスラヲのステマ!
さぁ!
そこの君も戦闘城塞マスラヲを読むんだ!
五巻完結だから読みやすいよ!
ってまあそれはおいておいて、そこのあなたもたまには気晴らしにライトノベルもいいんじゃないでしょうかという話でした(え???)
では。